学会長挨拶

島根大学医学部附属病院

 リハビリテーション部 川本晃平

【学会テーマ】

 

 2020 未来創造への一歩、更なる飛躍

 

 

  この度、第18回島根県理学療法士学会の学会長を拝命致しました。身に余る光栄に存じますとともに、関係の皆様の多大なるご支援とご協力に、心より感謝申し上げます。

 

 今回の学会のテーマは「2020 未来創造への一歩、更なる飛躍」です。毎年、理学療法士は約1万人誕生し、その数は急激に増加しています。更に、これまでの理学療法士のあり方では急速に発達する現代社会に適合しなくなってきています。

 

 今、社会では何が起こっているのか?これから先10年後、20年後、我々を取り巻く環境はどのように変わっていくのか?日々の業務だけでなく社会全体に視野を広げ、より良い理学療法ができるよう、またこの先も理学療法士が生き残ることができるよう再考する必要があるのではないでしょうか。

 

 

 『一人一人が一歩を踏み出せば、理学療法士の発展に大きな一歩を踏み出すことができる』

 

 

 我々が置かれている状況を再認識し、自分のライフスタイルに合わせた職域の拡大や理学療法の質の向上など、現状から一歩踏み出すための一助となる学会にしたいと考えております。

 

 また、学会が開催される2020年は東京オリンピック・パラリンピックという一大イベントが開催されます。我々理学療法士の知名度及び存在意義を高めるうえでも非常に重要な機会となります。これらについて理解を深めるとともに島根県の理学療法士としてできることはないか、地域においてオリンピックレガシーをいかに活用することができるかについても皆様と考えていきたいと思います。

 

 今回の学会では多くの皆様が参加しやすいよう会期を1日とし、会場を利便性の高く高潔な出雲市内のホテルでの開催と致しました。更に、より効率的に学会の情報を発信するために島根県では初めて学会専用のホームページを作成し、ソーシャルメディアを積極的に活用するなど学会を通じて複数の新しい試みに挑戦しておりますのでぜひご期待ください。

 

 最後になりましたが、理学療法士の活動が更なる発展を遂げるためにも多くの方々のご参加によるご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。