学会長企画シンポジウムを開催するにあたり
第18回島根県理学療法士学会学会長
川本 晃平
本学会は2020年という記念すべき年に、理学療法士の更なる発展を期して“2020
未来創造への一歩、更なる飛躍”をテーマとして掲げた。今後、間違いなく理学療法士一人一人の資質やあり方が問われる時代となってくるだろう。我々理学療法士は視野を広げ、自分自身が社会の中でどのような役割を果たすことができるのかを模索し、何らかの行動に移さなければならない。また、理学療法士として働き続けるためにワークライフバランスも非常に重要である。
今回のシンポジウムでは、曽我部雅也先生(出雲総合医療センター)、黒崎育美先生(島根大学医学部附属病院)、福田美紀先生(介護医療院 虹)、松本康佑先生(フリーランス)の4名のシンポジストにご登壇いただき、これまでの自身の経験を元にいかに活路を見出し、変化と成長を起こしたかについてご紹介いただく。
さらにシンポジウム全体のファシリテーターを江草典政先生(島根大学医学部附属病院)にお願いした。江草先生は様々な理学療法士関連資格の他に国際及び国内のコーチングライセンスも保有されており、会の進行を豊富な知識・経験とコーチング技術によりご支援いただきたい。
本シンポジウムでは新たな取り組みを企画している。その内の一つとして島根県理学療法士学会として初めてインタラクティブにQ&Aやライブ投票を行えるクラウドサービス「sli.do」を採用した。会場にてリアルタイムで意見交換を行い、参加者全員で今回のシンポジウムを完成させたい。そして一人一人が自分らしい未来創造への一歩を踏み出すことができるためのきっかけ作りとなるようなシンポジウムにしたいと考えている。